引越しの追加料金について
引越し当日に、業者から追加料金を請求されることは引越しでよくあるトラブルのひとつです。予め引越し業者から伝えられていた引越し料金以上にお金を払わなければなりませんので、これは避けたいですね。ここでは、引越しで追加料金となるケースをご紹介いたします。未然に防げる出費は確実に防いで気持ちの良い引越しをしましょう。
引越しで追加料金になるケース
荷造りができていない
引越しでよくある追加料金のケースで、「引越し当日に荷造りができていなかった」ということがあります。もちろん、若干荷造りができていない位なら、引越し業者も追加料金を請求したりしません。しかし、あまりにも荷造りができていないと、それだけ引越しにかかる作業時間も長くなり、次の作業予定の引越しに間に合わなくなって別のお客様に迷惑をかけることとなってしまいます。その場合、引越し業者により異なりますが、1箱につき1,000~2,000円の追加料金になる可能性があります。小物の梱包はしっかり当日までに終わらせましょう。
運搬する荷物の申告漏れ
電話やインターネットによる見積もりの「荷物の申告漏れ」も追加料金となるケースとしては多いです。しっかりと申告をしておけば、まず追加料金になることはないので、できるだけ細かく荷物内容の説明をしましょう。また、ダンボールの数は、いざ梱包してみると自分が想像しているよりも必ずと言っていいほど多くなります。ダンボールは自分が想像する数よりも少し多めに申告しておくといいでしょう。
引越し当日に発生した不用品の処分
引越しの際に出た不用品を引越し業者に依頼した場合は追加料金となります。また、引越し業者に不用品処分を依頼した場合、若干割高になりますので、自治体へ処分を依頼するのがおすすめです。粗大ごみなどの不用品の処分は、都道府県で処分の方法が異なります。お住まいの地域の自治体へ直接お問い合わせください。
特殊作業が発生した
例えば、引越しで依頼した荷物が、階段から降りなかったり、エレベーターに乗らなかったりして、吊り上げ・吊り下げ作業が発生した場合は、追加料金となる可能性があります。特に多いのが、キッチンが2階の戸建てで冷蔵庫が階段から入らないパターンです。この場合はクレーン作業となるので確実に追加料金が発生します。
移設工事での追加料金
エアコンの移設や食器洗い乾燥機の移設を依頼した場合、引越し先の状況や、部材の再利用の可否により、追加料金が発生する場合があります。特に食洗器の分岐水栓は、「引越元と引越し先で全く同じシステムキッチンだった」というケースでもない限り、ほぼ100%引越し先で再利用はできません。
引越し追加料金のまとめ
引越しの追加料金は未然に防げるものと、防げないものがあります。防げないものは余計な出費となるわけではありませんし、正直どうしようも出来ないので、諦めるしかありません。しかし、未然に防げるものは、ハッキリ言って余計な出費となりますので、追加料金とならないようにしっかり計画性を持って引越しをしましょう。また、引越し業者の立場からすると、追加料金を伝える時はとても申し訳ない気持ちになってしまいます…引越し業者も悪気があって追加料金を請求しているわけではありませんので、もし追加料金になったとしてもその気持ちを汲んでいただけたら幸いです。