引越し前から引越し後まで引越しに関わる準備について詳しく解説

引越しの準備は手続きから業者手配、荷造りなど、とても多岐にわたります。スムーズに新生活のスタートを切るためには計画的に進めることが何よりも重要です。今回は、引越し前から引越し後まで引越しに関わる準備について詳しく解説いたします。
1.引越しの計画を立てる
引越し日を決定
- 日程の決定
- 時間帯の選択
引越し日はなるべく早めに決めましょう。特に3~4月の引越しシーズンは、どの業者も普段の倍以上込み合うので、引越し日が決まったらすぐに業者へ見積もりの依頼をしましょう。また、週末や月末、月初は混み合うため、その期間で引越しをお考えの場合には早めの予約を心がけましょう。
引越し業者にもよりますが、朝一番や午前中の便は料金が高く設定されています。午後やフリー便は割引がある場合が多いので、時間に余裕のある方は是非検討してみてください。
引越し業者の選定
- 見積もりを取る
- サービスの確認
引越し業者から見積もりを取り、サービス内容や料金を確認します。単身の方であれば、電話やインターネット、LINEなどで見積もり可能です。ファミリーのお引越しの場合、基本的に訪問見積もりが必要になりますが、動画や画像で見積もりを完結してくれる引越し業者もあります。
梱包サービス、荷解きサービス、エアコンやウォシュレット、食洗器の取り外し・取り付けなど、必要なオプションを確認しましょう。
2.断捨離と荷造り
断捨離
- 不要品の整理
- 大型ごみの処分
引越しを機に、使わなくなった物や要らない物を整理します。不要品は、予めリサイクルショップに売る、フリマアプリで販売するなどして事前に手放しておきましょう。売れなかった物に関しては潔く処分しましょう。
粗大ごみは自治体のルールに従い、収集日を確認して処分します。予約が必要な場合もあるので、早めに手続きしましょう。
荷造り
- 梱包資材を準備
- 荷造りのコツ
- 割れ物の梱包
- 重要書類や貴重品の管理
ダンボール、ガムテープ、プチプチ、新聞紙などを用意します。ほとんどの場合、引越し業者が契約後に提供してくれますが、荷物が多くてダンボールが足りない場合や、格安プランなどでダンボールをもらえない場合、または自力で引越しをする場合などは、自身でダンボールを調達する必要があります。
部屋ごと、カテゴリーごとに梱包すると荷解きが楽になります。重いものは小さな箱に入れ、軽いものは大きな箱に入れると持ち運びがし易くなります。引越し先ですぐに使うものはダンボールに大きく「すぐに使うもの」と記入しておきましょう。
食器やガラス製品はプチプチや新聞紙でしっかり包みます。ダンボールには「割れ物注意」や「上積み厳禁」などの注意書きを書いておきます。
パスポート、印鑑、通帳、契約書などの重要書類や貴重品は、引越し荷物とは別にして手荷物で持ち運ぶようにします。引越し先の鍵をうっかりダンボールへ梱包してしまう方もいらっしゃいますので、必ず手荷物と一緒にしておきましょう。
3.住所変更とその他手続き
住所変更の手続き
- 役所での手続き
- 郵便物の転送
住民票の転出届、転入届、マイナンバーカードの住所変更を引越し前後に役所で行います。
郵便局で転送サービスを依頼すると、引越し後1年間、旧住所宛の郵便物を新住所に転送してもらえます。
ライフラインの手続き
- 電気・ガス・水道
- インターネット・電話
引越し前に各会社に連絡し、引越し日までに停止・開通手続きを行います。新住所での使用開始日は事前に設定しておきます。
インターネットや固定電話の契約も、引越しに合わせて移行手続きを行います。工事が必要な場合は早めに予約をしましょう。
その他の手続き
- 銀行、クレジットカード、保険
- 子供の学校や幼稚園
- ペットの手続き
住所変更手続きを行います。銀行やクレジットカードはオンラインで変更できることが多いです。
転校手続きや、学校・幼稚園への届け出は早めに行いましょう。
ペットを飼っている場合、ペットの登録住所変更を行います。引越し先での最寄りの動物病院を調べておくと、いざというときに焦らずに対処ができます。
4.引越し当日の準備
最終確認と荷物の搬出
- 荷物の最終確認
- 引越し業者への指示
- 掃除
すべての荷物が梱包されているか、忘れ物がないか確認します。
荷物に関しての注意事項などあれば、当日来た引越し作業スタッフへ伝えておきましょう。もし荷物の中に持って行かないものがある場合には、一番最初に申告しておくことを忘れずに。
搬出後、旧居の掃除を行います。特に賃貸物件の場合は、現状回復のために掃除を徹底しましょう。
新居での作業
- 荷物の配置
- 荷解きと整理
- 電気・ガス・水道の確認
引越し業者が新居へ荷物を運び入れる際に、事前に決めた配置に従って指示を出します。もし配置図など事前に用意できるようであれば引越し当日までに用意をし、引越し作業スタッフへ渡しましょう。配置の確認作業が減るので搬入がスムーズに進みます。
すぐに使うものから荷解きを始め、整理していきます。家具や家電の配置も計画的に行いましょう。
新居に到着したら、すぐに電気・ガス・水道が使えるか確認します。ガスは立ち合いが必要な場合が多いので、事前に手配しておく必要があります。
5.引越し後の手続きと整備
ご近所への挨拶
- 新居の近所への挨拶
引越しの際、近隣住民への挨拶を行います。簡単な挨拶と共に、粗品を渡すと良いでしょう。挨拶の対象は、隣接する部屋や家の住民、上下階の住民が一般的です。集合住宅の場合は、両隣と上下階の4軒に挨拶することが多いです。
生活の開始
- インターネットやテレビの設定
- 役所への転入届
- ダンボールの処理
インターネットやテレビの接続を確認し、もし接続や速度、受信等に問題があれば早めに業者や管理会社に連絡しましょう。
引越し後14日以内に転入届を提出し、住民票を移します。
荷解きが終わったら、不要になったダンボールや梱包材を処分します。引越し業者によってはダンボールの回収を無料で行っている業者もあるので、事前に確認しておきましょう。
自分で処分する場合は、自治体のダンボール回収を利用すると費用をかけずに処分できるのでおすすめです。また、ダンボールは可燃ごみではなく、資源ごみとなります。自治体のダンボール回収は資源ごみとしてリサイクルされるので、環境にも優しいです。
まとめ
引越しの準備は、日程と業者の決定、不要品の整理と荷造り、住所変更などの手続きを計画的に進めることが重要です。引越し当日は荷物の確認と搬出を行い、新居での配置やライフラインの確認を忘れずに。ご近所への挨拶や各種手続きを忘れずに行い、スムーズに新生活を始めましょう。